子熊の行方

 昨日(6月19日)朝一頭の子熊が捕獲された。

場所は、砂川市の子供の国の園内だ、年間30万人ちかくが利用する公共施設だ。

勿論キャンプ施設もある。

 4~5日まえから一頭の子熊が現れ桜の木の下で、種?を食べており複数の人に目撃をされていた。 鳥獣保護員は、注意深く様子を見ていたが、不測の事態を考慮して捕獲を試み上手く捕獲する事が出来た。 小さいと言えど羆、一人前に人間を見ると威嚇してくる。

 子熊は、今年の春に生まれた生後4カ月程度, 中型犬を少し小ぶりにした位の大きさ、

(アライグマ用の箱わなに収まる大きさ) 近くに母ぐまの気配は無い、何らかの理由で母ぐまから逸れたのか? 目撃されるときは常にこの子熊だけだった。

 取り合えず、猫の餌を与えてみたところ一心不乱にくらいついて居た、餌の後で水を与えたら一生懸命のんだ、ひとしきり喉を潤したところで、人心地付いたようで少し落ち着いた。

(野生に返すなら餌を与えてはいけない。) 

捕獲には成功したが、問題はその処分だ、支部長は振興局に連絡を取り放獣の許可を取り付けたようだが、市当局は躊躇している。 (最悪の場合は殺処分をせざるを得ないだろう。)

 取り合えず子熊を見に現場に行くことにし、処分に付いて電話で話で、なんとか関係者が納得できる着地点を模索する事にした。

 前回、成獣の雄(推定5~6歳 体重250K 体調2m)の処分を模索した際にどこの施設も成獣は、キケンすぎて受け入れられないという事は承知していたので、子熊なら何とかなるか?との思いで現場に向かった。(生後~4カ月程度ならまだ人に慣れる。)

 現場で、市の担当係長に、旭山・円山・帯広・の動物園に引き取りを依頼又は、引き取れそうな施設の紹介依頼をお願いしたところ、旭山動物園から雄ならば引き取れると言われたので

皆で檻を持ち上げて下から性器を探したが素人の我らにわかるはずも無く、とにかく何とか生かしたい一心で、頼み込み旭山に連れていく事を承諾して頂いた。

 関係者一頬が緩んだ瞬間だ、見ると可愛い! 放獣したとしても此の子熊が夏を越せるとは思えない。 羆にとってこれから秋までが一番大変な時期だからだ。

 此の子熊は、人間に捕獲されて命を長らえる事ができたが、本当に幸せになれるのかは、判らない、これから一生檻の中の生活が始まるからだ、上手く人間と折り合いをつけて旭山で幸せに暮らしてもらえれば嬉しいが、 未だ名前も無い子熊だが、展示された折にはぜひ旭山に会いに行ってほしい。

 これは、砂川猟友会と砂川市の羆に対する一つの考え方だが、すべての子熊に引き取り手が居るわけでは無い。 たまたま、殺さずに済む ”くじ” を引き当てただけだ。

 増え続ける羆とどう向き合うか大きな宿題だ。



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