当然の帰結
今朝の北海道新聞朝刊第一面は、エゾシカの増加による農林被害の増大の記事だった。
原因分析の第一に上がっていたのは、恵庭での営林署職員被弾事故による国有林・道有林の平日狩猟禁止の影響が大きいと書かれていた。
現在も、国有林・道有林の大半は、立入禁止の状態だ、猟銃による猟ができる範囲は、極めて少ない。
故に、この結果は当然の事と思う。
事故対策も一向に進んでいないのが現状だ。 猟師側の対策も革新的なものは、何もない。
A4判文書が一枚回って来るだけだ。後は、各支部にお任せの状態だ。
被害側も、白いタオルの使用が禁止?されピンクのタオルが支給されたとかされないとか?
そんな状況だ。
双方とも現状維持の状況で、誰も抜本的に安全策を講じようとは、していない。
唯一の対策が ”撃たせない” その結果が本日の新聞一面の記事だ。
ハンターの尊法意識の欠如と、現実軽視の施策だ。
我ら指導員が口角泡を飛ばして啓発をしても、3年前の教習のことなど殆ど覚えてはいないと言う現実。 ご丁寧に農水省は、有害駆除従事者に3年に一度の講習すらも免除する始末、猟友会もそれを大いに歓迎している、正に中途半端なハンターを官民で量産してる。
北海道の場合3月31日に狩猟期間が終了すると、翌月中旬には有害駆除が始まるケースが多い、有害駆除は、自治体単位で行うので場所によっては、ほぼ通年で狩猟が行われている様なものだ、当然発砲の機会も増大する故に危険も増すことになる。
その様な状況で10年場も技能講習を受けていないハンターが沢山存在することは、決して良い事では無い。
この10年の間には、法律の改正や新たな通達が何件も出ているが、大半の従事者はそのことを知らないだろう。 貴重な機会をむざむざふいにし、後でその報いを受けるハンターは決して少なくは無い。
この様な状態では、新人の養成もおぼつか無い。5年後には、3割の猟師は、引退していく事になるのだろうそして10年後には半分になり、しかも未熟なハンターばかりになる。
ハンターは、射撃が上手なだけでは出来ない。山を知り、獲物を知らなければ猟果は得られない、労多くして成果無しだ。
一人前と言われる様になるには、時間が掛かる、猟師亡き後は、羆に鹿の捕食をゆだねるしか無いのだろう。
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